2015/7/22

☆やってしまいました!

7月22日(水)”ひまわり”英治

 第35回全日本トライアスロン皆生大会

記録 総合=6位

灼熱の暑さはなく最高のレース日和。
午前7:00。いつも通りを心掛けスイムスタート。
無難にスイムアップしバイクへ・・
バイクもいいペース。第1折り返し(60km)手前で5番手ぐらいを確認。
今年は行ける!ベストポジション!と思った矢先に第一折り返しの入り口を左折せずに直進。ここから苦闘のレース展開が始まった。
自分を含め後ろにいた二人がコースミス。自分が先頭で後続の二人も付いてきてたため安心してしまった。
いよいよ見たこともない風景が目に入ってくる。完全に行き過ぎている。
やってしまった!!後続とも確認し、間違っていると確信。すかさずUターン。
時はすでに遅し、これですべてが終わったと感じる。この1年何をやってきたんだ!!悔しさの感情が溢れだす。
冷静さを保とうと言い聞かすが、焦る気持ちも進行する。
今回は絶対に止められない理由があった☆
バイクで行けるところまで行き、ランは全く考えることはやめた。
まだこの先は長い、粘ればチャンスはあるかもしれない。そう信じてとにかく前を追う。中盤までに足を使ってしまい次第にペースが上がらなくなる。しかもラスト4kmほどのところでスローパンク。何とか持たせようと盛り漕ぎが始まる。何とかタイヤ交換なしでバイクフニッシュ。バイク終了時=12位。
当然のことながら、ランは出だしから足がいうことをきいてくれずそ1kmも行かないうちに内転筋が攣り立ち止まる。
しかし、ここは経験値が生きる。どんな時でも序盤我慢すれば必ず動き出すと・・。5kmほど耐えてその後はいつものペースに回復。
しかしながら、昨年ほどの軽さはない。先行きも不安に感じながらもいいペースで推移。折り返してからも3人ほどパスして、30km地点で5位まで上がる。ところがここから大苦闘が始まる。33kmあたりで一人にかわされ6位に後退。すでに付いていく力は残っていなかった。
35km地点で両ふくらはぎが同時に攣り、しゃがみ込む。いまだかつてない初めての経験だ。しばらく反り返ったふくらはぎを歩道の縁石に座って観察。もこもこと筋肉が波を打って動いている。
後続の姿が見えてきた。いつまでも座っているわけにはいかず動き出す。
ラスト7kmどうやって走るか?やってきたことを信じるしかない。気持ちで走る!!後続ともまた差が開き、あとはペースを落とさずFinishを目指すのみ!!
ラスト2kmでまたまた両内転筋が同時に攣り、立ち止まる。するとまた後続の姿が目に入ってきた。
ここまで来たら足がちぎれても行くしかない。
ラスト1kmになるとスタッフの方々が小まめに「ゼッケン7通過」と、無線でFinish地点へ情報を送っているのが聞こえくる。
渾身の力をふりしぼっりいよいよ競技場へと足を踏み入れる。
とうとう戻ってきた、一旦は集中力が切れそうになり、もう駄目かと思ったが気持ちを立て直し戻ってきた。
こんなに心身苦しいレースは経験したことがない。
我が人生で最高の財産となったことは間違いないでしょう!!!
「諦めなくてよかった」、その一言にすべてが集約されています☆

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